人気ブログランキング |
怪我・・・再び
b0153136_113639.jpg

この大きなお目目が・・・


桜の便りもちらほら聞こえる季節になりました。
お久しぶりです。

何の予告もなく、長い間、ブログの更新をお休みしてしまいました。
2月に、タイトルにもあるように
タンちゃんがまた眼を怪我してしまいました。

幸いにも、怪我は良い方向へ進み、今は元気にしています。

ただ・・・
秋の眼の怪我以来、
周りに神経質過ぎるよ。といわれる位に注意を払っていました。
それこそ、目の前の小さな小さな小石さえも取り払うような
過保護さでいたのに、今回、お散歩中に私の目の前で
起こった怪我に、自分が情けなくて、
また手術やなんやとタンちゃんに怖い思いをさせてしまった事が
申し訳なくて、何度もここに書きかけては
そのときの気持ちを思い出すと辛くて、なかなか書けずにいました。
それほどに今回の怪我はシビアで、「快復」という言葉を聞くまでの
時間が本当に辛くて、大げさではなく地獄のように思える毎日でした。


ちょっと・・・かなり、長くなりますが、怪我のこと、記録のために
書いておこうと思います。

今日は暗い日記になりますが、またこれからは
以前どおりの更新をしていければなと思います。
どうぞよろしくお願いします。






2月24日。
お散歩中にぶつけた感じがしたタンちゃんの目が気になったのですぐに病院へ。
角膜に穴が開いている角膜穿孔という状態で、
眼の怪我で最も最悪の状態に達していました。

そのままにすると中の液がどんどん漏れて、眼が萎縮してしまい、
そうなると、元には戻せないので眼球摘出しか道が無くなってしまうという所まで来ていました。
一刻も早く処置をしなければ・・・

人間の場合もそうですが
眼の病気や怪我は専門性が高く、手術となると、専用の顕微鏡や器械などの設備がないと
出来る事が限られているので、
その日も、大阪にある動物の眼科専門病院へ行くことを提案されました。
そこへ行けば手術の方法の選択肢も広がるし、ベストの方法が選べると。

でもそのとき、私は、もうパニック状態でしたし
仕事を抜けられないオットと一緒に行けない大阪の病院まで
一人で高速道路を運転して、怪我をしているタンちゃんを気遣いながら行くのは
不可能だと電話で話したオットとも決めて
地元のかかりつけ医の先生に出来る限りの事をしていただく道を選びました。


地元の病院で
まぶたと眼球の間にある瞬膜という普段は隠れている膜を引っ張り出して
眼球の上にかぶせることで、穴に蓋をして、傷の乾燥を防ぎながら治りを待つという
「瞬膜フラップ」と言う手術を受けました。

手術は無事に終わりましたが
麻酔をかけた状態で、じっくりと診てみると、最初の印象よりも
傷が大きかった事、中の液が漏れて少し眼が萎縮しているかもしれない状態だったと説明を受けました。
状況はかなりシビアであること。

また、眼の角膜は外側から「上皮・実質・内皮」と分かれているのですが
この内皮という部分は人間もですが再生しないものなんだそうです。
一番内側の内皮に穴が開いたままだと、液が漏れ続けるし
その上の実質や上皮もなかなか再生しない。
何かの拍子に、角膜上皮を組成しているものや何かが上手く穴に落ちて
栓の代わりになってくれる偶然を願うしかない・・・と言うような説明を受けて
傷が治るのは本当に奇跡的なことなのかもしれないと思いました。


手術を受けた後は目薬を差す事。
目薬は感染予防の抗生剤と、角膜修正を促すもの。
そして、血清点眼です。
タンちゃんの血を抜いて、そこから血清だけを遠心分離したものから作った目薬。
角膜治療の有効だそうです。
(ただし、これは4日で廃棄しないといけないのでその度に
採血をして作ってもらいました・・・1本3000円です)

後は祈るのみ。
それしか出来ることはありませんでした。
瞬膜フラップの手術の後は、多くの場合、2週間位そのままにしてから
抜糸をするそうですが、タンちゃんのように目の出っ張っている子は
外れやすいかもしれないと説明を受けていた通りに6日目には
外れそうになっていたので、抜糸をすることになりました。

年を取れば傷の治りは遅くなるので、
出来ることなら3週間ほどはフラップをかけたままにしたいと
先生のお話があったのに、たった6日で・・・
不安でドキドキしながら、抜糸をしてみると、

「あ?治ってるね・・・ぇ」と先生の声。

まだまだ弱弱しく不安定ながらも、傷が塞がっていると。
治っていると言えるレベルではなく、あくまで穴が塞がっている状態。
でももう嬉しくて嬉しくて涙が出ました。

先生も、とっても嬉しそうでした。

「実は半分以上、だめかなぁと思ってたんですよ。思ったより傷が大きかったので。」と。

私も先生の印象はそうなんだろうなと思っていました。
最初の手術の後、眼球摘出になったら・・・と言うお話がとても長かった(苦笑)

「もしも片目が無くなっても、飼い主さんのタンちゃんへの愛情は
変わるものではないと思います」とも。


12歳4ヶ月。
立派な高齢犬だけど、まだまだ治癒力を持ってくれていたんだと嬉しかったです。


その1週間の間、私はご飯が食べられなくなりました。
何を食べても味が全くわからず、土を食べているような感じで・・・
もしも眼球摘出なんてなったら・・・。タンちゃんに申し訳ない。
どうしうよう。どうしよう。そればかり考えていました。


穴が塞がったといっても、まだあくまで穴が塞がっただけ。
その上の角膜の再生はまだまだです。
感染症に罹れば、せっかく治りかけた眼球を摘出しなければならない
可能性もゼロになった訳ではありません。
気の抜けない毎日が続きます・・・・



ちょっと長くなりましたね。
続きは、また・・・
by kana_wish | 2012-04-04 11:36 | ●MY DOG
<< ボストンテリア角膜穿孔その2 美山・かやぶきの里雪灯廊201... >>